2月6日(火)
昨日、平和だったわが家に、また、大変な事件がおきました。
2階の窓から庭を眺めていたつれが、何かわめいています。
キツネがコケと喧嘩している!
庭を見ると、畑の手前で、オスコケとキツネが格闘、コケが大声で叫んでいる!
メスを守るために、オスコケがかなわない相手に挑んでいます。
迫力ある展開!
私は、ものすごく慌てて、2階から駆け出し、靴では瞬時を争うので、サンダルで庭に飛び出します。
キツネは、私の姿を見たのか、逃げ出します。
それを、バタバタと追いかけます。
こじんまりした、コケよりやや小さめのキツネは、振り返って私を見て、また走って林の中に消えていきました。
つれも、同居人も、血相を変えて庭に走りこんで、コケたちを探します。
オスコケは私たちのそばに駆けてきました。
抱き上げると、しっぽの部分の毛が荒れて、けがをしているかもしれません。
使命を果たしたぞ、と言わんばかり、命がけで戦ったコケに尊敬すら感じました。
メスは?
オスが戦っている場所から逃げていたと。
小屋に逃げ込んで、小さくなっていました。
けがはないようです。
黒コケは?
どこか物陰から出てきて、私たちに寄ってきました。
抱き上げると、顔をやられています。
うっすら血がにじんで、片目が開かない様子。
重症ではなさそうですが、痛々しい姿です。
黒コケも戦ったのでしょうか。
コケたちを、小屋にもどして、少しだけ扉の部分を補強。
もう夕方なので、おおがかりなことはできません。
昨日、つれが「キツネが歩いてる」と言っていた、あのキツネでしょう。
コケたちを自由に庭で遊ばせることは、もう、できない・・悲しいです。
いや、それよりも、今夜、あのキツネはコケをねらって来ないでしょうか。
不安な一夜になります。
私たちにすっかり慣れたコケたちが、ひどく、いとおしく感じて、どうしたらいいか、どうやってキツネから守ろうか・・・。