御代田移住生活(西軽井沢).hatena

東京の渋谷から、ここ御代田に移住、軽井沢生活の日々を始めました

軽井沢移住生活

4月3日 水曜

移住してきて、もともと佐久や小諸などに住んでいた人たちより、私たち同様に都会から移住してきた、または、シーズンだけこっちに住む二拠点生活をしている人たちのほうがたくさん知り合いになりました。
こっちで生まれ育った人と出会うこともありましたが、残念ながら友達と言えるくらい親しくはなっていません。

こちらでの生活では、他人と競い合う必要があまりません。
「仕事をする」というスタイルの中にいれば、嫌でも何らかの競い合いがあるけれど、趣味、生活だけであれば、あまり競わなくてもよい。

今思うと、移住してくるまでの、東京での生活は、競い合いばかり多くて、勝たなければ不利益を被る可能性をいつも感じていました。
そんなに激しい競い合いばかりではありませんし、そうでない人間関係もいっぱいありました。

ここでは「あなたより私のほうが優れている」とみられなくても問題ないので、なんであれ、ふんわりしていればよくて、知識を見せびらかすこともせず、集まりの中で何かを決めるときにも私の意見を通して欲しいと強く思うこともありません。

意識的な、人間関係のスタートラインになったわけです。

まわりの移住者を見ると、大半は、都会の人間関係のわずらわしさから離れて、自分たちだけの生活をだれにも干渉されずに築きたいというスタンスが多い(特に男性)。
これは、軽井沢というエリアのせいもあると思います。
多分、那須や伊豆などでも同じ傾向ではないでしょうか。

でも、普通の田舎に移住したとしたら、移住者のほうが少数派で、もともとの住民は彼らを取り込もうとするだろうと思われます。
違う文化がはびこって、自分たちの文化が壊れるのは嫌でしょうし、勝手なことを目の前でされたくない。
こっちに来たのなら、こっちの慣習に馴染んで溶け込んで欲しい。
TVで「祭り」など社会活動への参加を義務付け、それらを通してその村(町)のよい一員になって欲しい。
そのねらいが成功することもあるかもしれませんが、おそらくは多くがうまくいきません。

移住者が多数派の軽井沢エリアでは、もともとの住民さんは移住者を
最初からとりこもうと考えないで、距離を置くか、表面的にうまく接するか・・・私の感想では、馴染んできそうもない移住者と都会風のしみ込んでいるひととを、彼らはすぐに区別して、不必要にまじらわないようにしている。

軽井沢どまんなかはどうなんでしょう?
大昔から軽井沢で生活してきた人は少ないかな。
軽井沢人という人種を設定して、田舎人とも都会人とも異なる独自のコミューンの構築を理想と考えているのかな?

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